最近iAUDIO M3のバッテリーがへたってきていて、時々電池切れで再生できなかったりしていた。フル充電状態でもHDDのアクセスがあるとリモコンのバッテリーメータが(瞬間的にだけど)2目盛り減る。すぐ目盛りは復活するけど、バッテリーが弱っている感じが伝わってくる。そして、連続再生1時間でリモコンのバッテリーメータが一つ減り、連続再生2時間で2目盛り減る。かな〜り弱い「兄さん」になってしまっていて、ちょっと寂しかった。

なので、バッテリー交換しようと思ってバーテックスリンクやコウォンのサイトに行ってもそれらしい案内がない。以前は¥4,500+送料で交換してくれたはずだけど、今はどうなっているのやら。そもそも¥4,500ってのが高い。送料(往復)入れたらたぶん6千円くらいにはなるのだろう。

それだったら自分で交換できないかな、と思って、iAUDIO M3を分解しているサイトiAUDIO M3の部品情報を紹介しているページをみて、バッテリーはリチウムイオンで型番はLG523450A1であることが分かった。でも、そんな型番のバッテリーはどこ探してもない (T_T)

色々と調べてみると、この手の小型角型リチウムイオン電池の型番はこのページにあるネーミングに沿っているものが多い。厚さに関してはここにあるように、一般的には0.1mm単位であると思われる。この寸法の電池は3.7Vで、1000mAhのものがほとんどなので、電圧に関しては悩まなくても良さそうだ。そこで、厚さ5mm、幅34mm、高さ50mm(”523450″)のものを探してみると、そこそこある。一番それらしいLGも扱っており、ICP523450と言うものがある。これも3.7V、1000mAh。でも、国内での入手は難しそう。

そこでアキバに繰り出す前にちょっと調べてみたら、若松通商にそれらしいリチウムイオン電池が特売されているという情報をキャッチ!! 型番がちょっと違うっぽいけど、ここが一番揃っていそうだったから突撃してみた(一応、秋月、千石にも寄ったけど、それらしいのはなかった。。。)。

これがそのブツであり、¥630と大いに不安になるくらい安い。でも、寸法が35mm×58mmとちょっと大きい。

型番を見ても、503759と幅で3mm、高さで9mmも大きい。しかも、端子がぺらぺらなリボンみたいなものだし。かなり怪しいけど、誇らしげに「Made in JaPan」と書いてあるのがちょっと心強い。

裏をひっくり返してみると、電池の外側はレトルトパックみたいになっていて、電池本体が袋に封入されているような状態になっている(この袋はラミネートフィルムっていうらしい)。電池本体は幅34mm、高さ50mm程度なので、探している寸法にぴったり一致する。電圧は3.7Vだし、スペック上では容量は1100mAhもあるらしい。なんせアドバンスト リチュームイオンだからね。って、ほんとかな?

とりあえず、工夫してラミネートフィルムを折りたたんでみたらなんとなくコンパクトになって、1〜2mm大きい程度にまでなった。これならいけそうだ。ちなみに、電圧を測ってみたら3.84Vもあった。公称(?)は3.7Vだし、これくらいなら大丈夫かも。。。

ということで、早速兄さん(iAUDIO M3のことね)を分解しよう。ネジが固いとの報告があったけど、ちょっと力をいれるとするすると回り始める。上のネジと下のネジの長さが違うのに注意する必要がある。

裏蓋を開けるといきなりHDDが現れる。分解サイトにあった写真を見ていたから予想はついていたけど、かなりギッシリと詰め込まれている。

まずはHDDの上にある基板にあるネジを1本外して、こにょこにょとやると基板は外れる。フィルムコネクタや細い配線が3本あるので、そ〜っと外す。

次にHDDを外す。コネクタを外して、HDDの本体を下方の金属から引き抜くように外す。コネクタにあるピンは曲がりやすいので、ここも慎重にHDDから外す。

ここまで来るとハードディスクはポロリと外れ(どこにも固定されていない!!)、緑色のバッテリーが見えてくる。写真では見づらいけど、HDDとバッテリーの間には黒色のゴムが敷いてある。このゴムは複雑な形状で、かなり手の込んだ作りになっている。

HDDは東芝製でMK2004GALというものが使われている。似たようなスペックのMK3006GALという30GBモデルもあるみたい。

(2006.11.1 追記: これから実際のバッテリー交換作業に入るけど、どうやら下のコメントにあるNAKAOさんの改造方法のほうが良さそうです。極小基板を残す方法です。いずれにしても、ご利用は自己責任で。)

ゴムを外すとバッテリーが露になるんだけど、これも固定されていない! バッテリーから出ているリード線はメイン基板にハンダ付けされている。

バッテリーを外す前に上方から写真を撮っておく。一応標準バッテリーの電圧も測っておく。3.8Vだった。な〜んだ、標準バッテリーも公称より高めなのね。

バッテリーの周りにはスペースがあるからもうちょっと大きめのものでも入るのでは。。。 と思っちゃうけど、取り外したゴムがこのスペースに入るから緩衝用スペース、と考えるべきなのだろう。

とりはずしたバッテリー。
LG523450A1
PCS3K1811
151463D30
7333101005
PPCW0401
って書いてある。

さて、新バッテリーを組み込みましょう。バッテリーの極性を間違えないように。表面がふにゃふにゃだからボールペンで書いた(凹ませた?)+−がよく目立つ。

リード線は適当につけてみた。バッテリーのリボン端子を半分に折って、その間に挟んだだけだったりして。。。 これでも上下から圧迫されるから十分だったりして。。。 良い子の皆さんはちゃんとハンダ付けなりテープ止めなりしましょうね。

組み立ては分解の逆の手順で。最大の難関は複雑な形のゴムを戻すところかな。引っ張ったり押したりしてどうにか押し込む。あとはフィルムコネクタ、3本のリード線に気をつけて、慎重に組み立てる。ネジも長さが違うから間違えないように。

ちなみに、外したバッテリーの外装をとってみたら、端子部分に極小基板があった。結局中を見てみてもメーカは分からずじまい。

さて、組み上がったらとりあえずクレードルに挿してみて、正常に動くか確認してみよう。ちゃんと音楽は再生されるし、充電も行えているみたい。しばらく充電してみて、バッテリーのみで再生しても正常に動作する。バッテリー目盛りは “2” だけど、HDDの読み込み時に減ることはない。よしよし。今回の改造は大成功といえるんじゃないかな。¥6,000のところが¥630で済んでしまったことになる。う〜ん、お得。

そして一晩充電したらちゃんと「Charge Complete」となっていたので、3時間ほど連続再生してみた。今度は目盛りが1つも減らなかった(HDDアクセス時も!)。これだ! これぞ兄さんだ! 強い兄さんが帰ってきた!! 電池容量はちょっとだけ増えているはずだから、フル充電からバッテリー切れまで連続再生してみて、何時間もつか試してみよう。

このバッテリー、若松通商に山積みになっていたから、そろそろバッテリーがへたってきている兄さんオーナーは買っておくべきじゃないかな。