Linuxサーバセットアップ
2001. 9.24

目的

ホームページのサイトが大きくなると、そろそろISPのホームページエリアも逼迫してくる。無料サイト、無料BBSを駆使してきたけど、突然のサービス停止や、サービス内容の変更などで、苦い思いをしてきている。

あと、ADSL以降のインターネット回線を決めるのに、今のISPに縛り付けられては困るし。かと言って、たびたびアドレスが変更になるのも、物理的に引越しするのと同じくらい面倒くさい(オーバー)

こうなったら、自分の家にサーバを立てるしかない(極論)、と言うことになり、IP非固定でのサーバ運用を考えてみた。

ハードウェア

CPUIntel Pentium 500E とりあえず、と言うことで・・・ のちのちC3 800Aあたりに交換予定 (^^;
MotherboardASUS TUSL2-M ASUSの最新マザー! MicroATXだよ! Intel i815E B0ステップ!
Memory256MB + 256MB = 512MB i815Eチップセットの最大容量!
HardDisk富士通 MPG3409AT-E × 2 HDクラッシュの教訓を受けて、ミラーリングです
IDE RAIDPromise FastTrak100 FT66はどうやってもだめでした (T_T) このためだけにFT100をゲット!
CD-ROMSamsung 24E サムソンのノート用薄型CD-ROM。ジャンクで\1,000! 超お買い得!!
NetworkM/B on board 10/100対応、3Comの新しい3C920
FDDSonyのバルク CD-ROMとFDDを5インチマウントキットにて、1つの5インチベイにて収納
KeyboardNEC純正 日本語89キーボード 小型で変則的なキーレイアウトながら、日本語109互換!
MouseMSインテリマウス PS/2接続
Linux機をセットアップするときの一番のポイントは、Linuxの動作実績のあるハードを選ぶことに尽きると思います。それには、1世代前のハードを使うと良いです。Linuxドライバは有志によって作成されていることが多く、メジャーな製品しか出回っていないことが多いです。Linuxを積極的にサポートしているメーカも少ないし。それでも、マイナーなパーツも、だましだまし動く場合が多いのですが、サーバ用途となると、安全には安全を見越しておいたほうがいいでしょう。

と、言いつつ、(アキバでフライング販売されていた)最新のマザーボードだったり、インストール実績の少ないFT100だったり、ジャンクCD-ROMだったりするわけですが・・・ははは
結果オーライ、ということで・・・

この構成のポイントとして、やはりFT100を使ったRAID1が挙げられるでしょう。これは、ただでさえも管理に自信がない上に、ハードウェアトラブルが発生したら目も当てられない・・・ と言うことで、ハードディスククラッシュに備えるためにRAID1構成にしました。そのほかにも、当然ながらRAIDカードの問題、その他のハードウェアの問題、ソフトウェア的な問題、事故(強制電源断など)などが考えられるため、バックアップも取らなくてはならないのですが、それはちょっと置いておくことにしましょう(いいのかぁ〜)

RAID構成

Linuxインストールの前に、IDE-RAIDを構成しておかないといけませんね。でも、今更説明の必要はないですよね(笑)

「え〜、もったいぶらずに教えてよ〜」と言う貴方はマニュアルをちゃんと読みましょう(笑) 簡単に言ってしまうと、起動時にFasttrak BIOSが現れるので、Ctrl+fを押して、設定画面に入ります。そうすると、Create Arrayと出てきますので、”mirror”を選んで、RAID1アレイに設定するHDDを指定して、あとは”create”するだけ。

ここに関連情報があります。

今回のセットアップで一番時間を費やしたのが、FastTrak66(FT66)のRAIDパーティションへのインストールでした。結局出来なかったのですが、FT66のコントローラチップでPDC20262 か PDC20265と記されているリビジョンではインストール時に不具合があると、Promiseが報告しています。で、その回避方法を試してみてもインストールできず。正確に言うと、インストールできても、RAIDパーティションからのブートが出来ないんです。FDDからブートすると立ち上がるケースもありましたが、あまりにも怪しいのでやめました。

結局のところ、FT66のRAIDパーティションからのブート障害のポイントは、不具合のあるチップのパッチと、ブート時にPromiseのドライバをどこから読み込んでくるか、と言うところらしいです。不具合チップに関しては分かりませんが、ブート時のPromiseドライバの読み込みに関して、Promiseでは「loadableモジュールで大丈夫」的な書き方なのですが、(私の場合は)どうも駄目のようです。要するに、「起動するにはドライバが必要で、ドライバは起動してからでないと使えない」と言う状況にあるようです。古いドライバはカーネルにPromiseドライバを入れ込む方法なので起動するようです。良く分かっていませんが・・・

RedHat 7.1セットアップ

セットアップの鬼門は言うまでもなく、FaskTrak100のRAIDパーティションへのインストール、それに伴うドライバのインストールです。と言っても、Promiseのドライバにあるreadmeのとおり実行するだけです。ちょっと不思議なのは、最新のVer1.20b9(loadableモジュール版)を使ってのインストールはことごとく失敗するのに、Ver1.20b5(カーネル取り込み版)はすんなり成功すること。なぜかなぁ?(ちなみに、Ver1.20b9でインストールに成功している人もいるようです)
  1. FastTrak100用Linuxインストール・フロッピーを2枚作る
    1. PromiseのFTPサイト(ftp.promise.com)から、ftrh71_120b5.zipをゲットする
    2. Linux CD-ROMのdosutilにあるrawrite.exeをWindows PCの任意のディレクトリにコピーして、ついでに上記ファイルから解凍したdisk1.imgもコピーする。
    3. rawriteを実行し、ファイル名としてdisk1.imgを指定して、フォーマット済みフロッピーに書き込む。
    4. もう一枚のフロッピーには、ファイルから解凍したdisk2.zipを解凍してコピーする。
  2. RHL7.1 CD-ROMをドライブに入れてブートする。ブートオーダーは、
    1. FDD
    2. CD-ROM
    3. SCSI
    としておく
  3. フロッピーからブートすることを確認して、"boot:" プロンプトが現れたらEnterを押す・・・インストールの最中に、一瞬だけ "ftドライバをインストール〜" が表示される・・・
  4. "Language Selection" で、ここは日本人らしく、"Japanese"
  5. "キーボードの選択" は普通の日本語キーボードなので、Japanese 106-key
  6. "インストール方法" はローカル CDROM・・・ここから先はGUIセットアップ・・・
  7. "マウスの選択" 私は普通のMSインテリマウスなので、3 Button Mouse (PS/2)
  8. "インストールの種類" ここはあえて、カスタムシステムでチャレンジしてみましょう!
  9. "ディスクパーティション設定" いろいろと試行錯誤した結果、Disk Druidを使って、
    マウントポイントデバイス要求実際タイプ
    /bootsda116M16MLinux native
    <スワップ>sda5512M512MLinux swap
    /sda638564M38564MLinux native
    としました。
  10. FastTrack100のRAIDパーティションからブートするには、LILOをMBRにインストールしないといけないので、LILOのインストール場所を "/dev/sda マスタブートレコード(MBR)" が選択されていることを確認。IDEなのにsdaになってますね。IDE RAIDはSCSIとして認識されるのはWindowsと同じのようですね。とりあえず、デフォルトのままで "次"
  11. お次は "ネットワークの設定" ですね。我が家はルータを導入しているので、我が家のLANではプライベートアドレスを用いてます。このサーバには192.168.0.xxxと、固定のIPを割り当てることにします。そうすると、おのずと、ネットマスク:255.255.255.0、ネットワーク:192.168.0.0、ブロードキャスト:192.168.0.255となります。
    ホスト名は好きな名前をつけることにして、ゲートウェイ:192.168.0.1、DNSはISPのDNSを指定します。ここら辺は後でも設定できますが、ここできちんと設定することに越したことはありません。慎重に入力しましょう。
  12. "ファイアウォールの設定" は危険ながら、"ファイアウォールなし" を選択。ここは後から設定できるし、テストインストールしたときにトラブったので、まず動くことを確認してから考えることにしましょう (^^;)
  13. "言語の設定" は、とりあえず "Japanese" で、念のため、"English (USA)" も選択しておく(特に意味なし ^^;)。"標準の言語を選択して下さい" は "Japanese" であることを確認。
  14. "タイムゾーンの選択" は "アジア/東京" を選択。
  15. "アカウントの設定" でrootのパスワードと自分のアカウントを設定。自分のアカウントを入力したら、"追加" を押すことを忘れずに!
  16. "認証設定" はそのまんま (^^;)
  17. さて、"パッケージグループの選択" です。
    • プリンタサポート
    • X Window システム
    • GNOME
    • メール/WWW/ニュースツール
    • DOS/Windows 接続
    • ネットワーク接続ワークステーション
    • NFSサーバ
    • SMB (Samba) サーバ
    • Anonymous (匿名) FTP サーバ
    • SQL サーバ
    • Web サーバ
    • DNS サーバ
    • ネットワーク管理ワークステーション
    • Emacs
    • 開発
    • カーネル開発
    • ユーティリティ
  18. "X の設定" では、最新マザーにもかかわらず、"Intel 815" と認識! よって、デフォルトのまま
  19. "モニタの設定" では、"Sony GDM-20SE3T" を選択(自分のモニタを選択して下さい ^^;)
  20. "X 設定のカスタマイズ" では、"画面の解像度" をあまり欲張らないほうがいいです。後々shell(コンソール)をGUIから使うことになりますが、文字が小さくなりすぎて、目が疲れます。あとで、 Xconfigurator で再設定できます。後は勝手にインストールしてくれます・・・途中でDisk2に交換・・・
  21. "ブートディスクの作成" はぜひとも作りましょう!
  22. パッケージのインストールが終わって、"おめでとうございます" が現れたら、Ctrl+Alt+F2を押して、shellに切り替えます。
  23. ここで、前に作ったFastTrak100用Linuxインストール・フロッピーのDisk2をFDDに入れる
  24. ここで、以下のコマンドを打ち込みます。
    # chroot /mnt/sysimage
    # mount -t vfat /dev/fd0 /mnt/floppy
    # cd /mnt/floppy
    # ./setup-ft
    Promise FastTrak Series・・・has been installed completelyと出たら成功です
    違うフロッピーを入れてしまった場合は、
    <ルートディレクトリにて>
    # umount /mnt/floppy
    # mount -t vfat /dev/fd0 /mnt/floppy
    # cd /mnt/floppy
    # ./setup-ft
    と、すればOKです。

完了!

再起動すればLogin名とパスワードを聞いてくるので、入力すれば、GNOMEが立ち上がるはずです。
ふぅ〜、ここまで来るのに結構苦労したんだけど、苦労せずにFastTrak100上にRedHat 7.1をインストールしている人もいればハードウェア的問題で大はまりで成功していたり、断念したり・・・ なかなかFTとLinuxは相性がありますねぇ。


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