P2B-F死す?

1999. 7.29

FW-6280BXDR/155のクロックアップ耐性およびベンチマークの結果に不満が出てきて、AX6BC TypeR、BH6、P2Bとともにクロックアップの定番マザーとなっているP2B-Fが家で棚上げされている(いや、ほんとに)のに気がつき、早速動作確認のためのセットアップ。

ケースに入れる前にマザーの裏側にスポンジを当てて、CPU、メモリー、ビデオカードを挿して、電源コネクタをつなぎ、とりあえずBIOSでも久しぶりに見てあげようかな〜、なんて軽い気持ちで電源ボタンを”ぽちっとな”・・・・

ウンともスンともいわない。電源が始動する音やら、CPUファンなどは回っているが、画面は真っ暗なまま・・・ 顔は真っ青・・・
ま、こういうときは大概CPUやメモリーの挿し込みが甘くて、接触不良を起こしていることが多い。CPUとメモリー、ビデオカードとも挿しなおして、再びパワーオン! ・・・またまた画面は真っ暗・・・ 心はブルー

ケースからのパワー/リセットスイッチ、パワーLED、アクセスランプ、システムスピーカなどのリード線をマザーボードに接続しても変わらず・・・

ビデオボードがAGPであるのが悪いのかな? と、思い、これも久々に登場するMatrox Millenium II(PCI)を挿してみる。 ・・・これも効果なし・・・

P2B-FはVcore、Vio可変改造が行われているため、その結線がとれてしまったのか? とりあえず12V、5V、2V系の電圧を測ってみよう。これらの電圧はデジタルテスタを用いて、直接マザーボード上のレギュレータ用トランジスタから測定できる(詳しくはVio可変改造編にて)。 ・・・全部OK!・・・

BIOSの設定がおかしくなってしまったのかもしれない。ここはCMOSのクリアを行ってみましょう。不思議なことに、通常CMOSクリアピンか何かがあって、ショートさせることでクリア、あるいはショートさせて起動するとクリアされるのが通常ですが、私のP2B-Fはピンが立っていない。マイナスドライバーか何かでショートさせる必要がある(と言うより、マニュアルにはそうしろと書いてある)。では、実際にCMOSクリア! ・・・全然事態は変わらず・・・

ここはひとつ冷静になって現状を把握しよう。まず、パワーオンして「ピッ」というPOSTは正常に終了していない。と言うことは、CMOSはクリアされているわけだし、Vcore、Vio、FSBとも定格であるので、これは設定の問題ではなさそうである。そもそもビデオBIOSすら表示されない。これはBIOSが飛んでしまったのか?

それでは、BIOSを書き換えましょう。

フロッピー起動によるBIOS復旧
BIOS復旧させる方法はほかのHPなどで解説されており、Awardの場合はBIOSがモジュール構造(小部品から構成される)になっているらしく、フロッピー起動ができる場合があるらしい。やりかたの詳細はそちらにまかせて、実際にやってみましょう。フロッピーを用意して、P2B-FのBIOSファイル、BIOS書き換えプログラム、autoexec.bat(フロッピー起動自動書き換え用)をフロッピーにコピーし、フロッピーから起動! ・・・起動しない・・・ ・・・フロッピードライブもうんともすんとも言わない・・・ ・・・フロッピーを抜いて再起動してもダメ・・・

FW-6280BXDR/155でBIOS書き換え(1)
おなじAward BIOSを用いるFW-6280BXDR/155であれば書き換えられるかもしれない・・・。 そんな変な考えを思いついたのだが、そもそも同じマザーボードではないし、BIOSも同じではない。うまく行くはずはないし、もしかするとFW-6280BXDR/155までも壊してしまうかもしれない。でも、ここは実験するしかありません。

ROM焼き大丈夫を使ってFW-6280BXDR/155を立ち上げ、BIOSを書き換えるときにP2B-FのROMに切り換える作戦である。しかしここでそもそも、根本的な問題にぶち当たる。BIOS書き換えプログラムが違うのである。P2B-F用の書き換えプログラムはaflash.exeであり、FW-6280BXDR/155はawdflash.exeなのである。そして、FW-6280BXDR/155ではaflash.exeは起動できなかった (T_T)

FW-6280BXDR/155でBIOS書き換え(2)
それではP2B-FのROMでFW-6280BXDR/155が立ちあがれば、aflash.exeが起動できるかもしれない。早速行ってみた。 ・・・ダメ・・・

FW-6280BXDR/155でBIOS書き換え(3)
それではP2B-FのROMをawdflash.exeで書き換えてしまいましょう。FW-6280BXDR/155にてawdflash.exeはちゃんと起動する(あたりまえ)。ここでP2B-F用のROMに切り換えて、P2B-F用のBIOSファイルを指定して、書き込みスタート! ・・・画面ブラックアウト・・・

P2B-FをFW-6280BXDR/155のBIOSで起動!
じゃあ、ってんで、逆をやってみた。FW-6280BXDR/155用のROM(実際はROM焼き大丈夫)をP2B-Fに挿してみた。 ・・・全然ダメ・・・

さすがにもうお手上げになってしまった。もしかしたらBIOSではないかもしれない。マザーボードそのものが壊れてしまったのかもしれない。でも、ここは最後の手段をとるしかないようです。(マザーボードを物理的に壊してしまい、新しいのを買う、と言うことではない)

インターネットで活動していると、自然とお友達が増えてくるのだが、いつも出入りしているBBSで知り合った友人がP2B-Fを所有しており、その方に正常なBIOSを書き込んでくださるよう、頼むことが最後の手段である。

今回お頼みしたのはelanさんで、会ったこともないのだが、年齢が非常に近いので兄貴と慕っているお方である。そんなこんなで、いきなりROMをelanさんに送りつけてしまったのである・・・

elanさん、お願いします。


1999. 8. 1

さて、待ち焦がれていたROMがelanさんより返送されてきました。無責任にもROMを送り届けてしまってから僅か1週間弱。elanさん、迅速な対応ありがとうございます! 今後ともよろしくお願いします(笑)

さてさて、早速ROMを取り付けましょう。ROM取り付けには方向性があるので注意しましょう。大抵はROMの挿し込みスロットの一端がちょっと欠けている方と、ROMの表面に半月状の窪みがあるほうを合わせて挿し込みます。これを間違うとROMが壊れてしまうらしい・・・ ああ、恐ろしや

ROM装着完了! 電源接続! ビデオカード接続! メモリ挿し込み完了! CPU挿し込み完了! さあ、火を入れましょう! お約束の”ぽちっとな”。

な、な、なんと! 動くではありませんか! いとも簡単に! やっぱ、こうでなくっちゃ! ああ、久しぶりに見るP2B-FのBIOS。FW-6280BXDRにはないメモリ関係の設定項目・・・ う、うれしい。

それにしても、なぜこのようなトラブルが発生したんだろう? M/Bも、ずっとほっぽっておくといけないのかなぁ?


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