タイムドメイン スピーカー レビュー
2001. 1.19
とある掲示板にて、タイムドメイン スピーカーなるものが話題になっており、ちょっと興味があった。タイムドメイン社は富士通からスピンアウトしたベンチャー企業で、独特な理念を持ったスピーカー開発をしているとか・・・

とは言っても彼らの作るスピーカーは30万円以上!!。到底我々の手に届くような代物ではありません。

でも、その同じ掲示板で富士通製パソコンに付属しているスピーカーがタイムドメインのもので、それが現品.comで単品販売されている、との情報が!!

気が付いたら注文してました(お約束!!)

これがそのスピーカーです!!
これが\3,000円弱(税抜き)とは考えられません。

エンクロージャーが宙に浮いている構造で、スピーカーから発せられる音を反射波、スピーカー自体の振動による音波等に汚されないように、音楽を忠実に再生することをモットーとして設計されているとのこと・・・ と、言っても逆さのジェットエンジンのような風貌はなかなかユニークです!

ささ、どんな音なのか聞いてみましょう!!

早速CDプレーヤーにつないで再生してみる・・・

うおおお! 倉木麻衣が目の前で歌っているようだ!(笑) と、ちょっとオーバーに表現してみたのですが、タイムドメイン社の主張する「アーティスト(音楽家)が伝えたい音楽やときには心までをも忠実にリスナーに届けるもの」タイムドメイン社の片鱗を少し味わった気分である。

が、いい話もここまで・・・ 写真でも分かるとおり、スピーカーユニットは4cm程度のフルレンジ(?)だけ・・・ 想像のとおりに低音は全くないに等しい・・・ 高音も不自然になまっている。そのぶんヴォーカルがくっきり聞こえてくるのだが、楽器の響き、存在感、と言うものが感じられない。

う〜ん、ちょっと期待していた音とは違う・・・ 本当にタイムドメインとはこの程度なのか!? この疑念を晴らすべく、なぜかここから嵌っていく(笑) お〜い、ここはPC実験室じゃないのか〜!(爆)

このスピーカーはアンプを内蔵しているのですが、このアンプ経由でないと音が出ない構造になっており、スピーカー単体の音を聞くことができない。「もしかしたら、スピーカーの素性は良いのだが、アンプが音を悪くしているのかもしれない」と、アンプを疑い始めたのである。

と、言うことで、右スピーカーの台座部分にあるアンプを経由しない、ダイレクトアウト機能を付加する改造に着手したのである。

早速始めちゃっていますが、これが台座部分(裏から見た図)です。案の定、かなりの安物アンプのようです。ま、\3,000ですからね。

改造ですが、要はスイッチによって入力端子と出力(スピーカー)端子を直結できるようにすればいいだけです。

ぢつは、ちょっとだけテクが必要で、切替は入力(入力端子の近く)で行ったほうがいいようです。出力(スピーカー出力端子の近く)で切り替えると、接続によっては切替時に「ボン」と言う音を立てます。

え?常識ですか?(笑)

でも、外見は何も変わっていないように改造したくなるのが人の性。もともとアンプのスイッチがあるのだが、アンプのオフ時にダイレクトアウト機能が働けばいいのだから、このスイッチ(2回路切替)を4回路切替スイッチに取り替えればいいんです。と、言うは易しだけどそう簡単に代替部品は見つかるものではありません。普通は。でも、アキバで見つけてしまったのです。ラジオ会館?でたった1店で。\100でしたが、それ以上の価値があった!(笑)

早速取り付けたのが上の図です。無残にも(笑)取り外されているスイッチがオリジナルのものです。代わりにつけたのが2つも回路を多くスイッチするので、サイズも大きくなるわけで・・・

結局、ヒートシンクが犠牲になってしまいました。スイッチと干渉する部分を切り取ったのですが、これがまたいとも簡単に切り取れてしまった。結構もろい、アルミのような金属である。こんなんで放熱効果あるんかいな??といった感じです。ま、お陰様で外見はまるで何もなかったのごとし!!

実は、このページの最初の写真は改造後のものなのです。外見からは改造が分からないので横着してしまいました(笑)

ま、そんなことはどうでも良くって、早速聞いてみましょう!!

同じくCDプレーヤーにて倉木麻衣、谷村有美、ショパン(笑)、シャルロット・チャーチ、ジャーニーを聞いてみる(凄い組み合わせだ・・・)。

高音が明らかに通るようになった。ヴォーカルは気持ち1トーン高くなったようである。その分音声にも艶がでてきている。女性ヴォーカルはみずみずしくなってきた。楽器の存在感、空気などが伝わってくるようになった。音像の定位も明らかに向上している。ストリングスの響きも良い。左右の分解能は相当なものである。これが「タイムドメイン方式」か!!

でも、低音が全くないのは変わらず。ま、これは当然かな。これはサブ・ウーファーを追加するしかないかな。と、言うことでSony SRS-PC300DをYahoo!Auctionにてゲットしてしまったのでした(笑)

ゲットしたのは昨日なので、物が到着したらまたレビューしてみましょう。

つづく・・・


Top